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時事通信

 【シンガポール時事】米朝首脳会談を12日に控えたシンガポールでは、両国にちなんだ飲食メニューやTシャツなどの商品が続々と売り出されている。

 それぞれ会談の成功や平和への願いを込めた工夫の一品となっている。

 都心の「ホップヘッズ・バー」では、両首脳がキスを交わそうとしている絵柄をプリントしたTシャツを着た店員が、トランプ大統領が好きなコーラや朝鮮の焼酎などから作ったカクテルを提供。男性同士の親密な関係を意味する「ブロマンス」と名付けている。

 Tシャツも1枚20シンガポールドル(約1600円)で販売。マネジャーのオリビア・ウンさんは「平和につながる会談になればいい」と語った。

 飲食店「ハーモニー・ナシレマ」は、ココナツミルクなどで炊いた地元の定番料理「ナシレマ」の特別メニュー「トランプ―キム・チ・ナシレマ」を創作。キュウリやサンバル(トウガラシのソース)などの具材と共に米国産牛肉とキムチをご飯に乗せている。共同設立者ザック・ウェン氏によると、メニューは米国と北朝鮮のハーモニーを表した。

 別の飲食店「ザ・ブッチャーズ・キッチン」では、米国産牛肉とキムチ、シンガポールのバンズを使った特別メニュー「カウボーイ・キムチ・バーガー」を売り出した。米朝の国旗を付けた爪ようじが付いている。平和が続くようにとの願いを込め、会談終了後も提供するという。