>>980
お母さん狐は、子ぎつねの片方の前足をちちんぷいぷいして
人間の手に変身させました。
「さぁ、よくお聞き・・・その人間の手のほうで
 あたたかい手袋を買ってきてこの冬を越すんだよ・・・
 いいかい・・・絶対手を出し間違えちゃいけないよ・・・」
子ぎつねは喜びいさんで手袋を買いに人間の街に降りました。
喜びすぎたのでしょう。
縫物屋さんの受付口に出した手は人間の手ではなく
お母さん狐に出すなと言われていた毛むくじゃらの狐の前足でした。。。