ガイドラインその4「暴力的で生々しいコンテンツ」

他者への暴力や殺傷行為、その他残虐な映像など、視聴者に大きな不快感や衝撃を与えることを目的としたコンテンツも、削除の対象となり得る。

ただし、ガイドライン説明文の中でも触れられているような「デモ隊への暴力を撮影した動画」など、報道性や教育性、ニュース性が高いものについては、タイトルや説明文に日付、場所状況などを記載していれば妥当だと判断される。

だが、テロ攻撃を称賛したり、テロ組織への勧誘を誘ったりするようなコンテンツについては一切許可されていない。そもそもテロ組織がユーチューブを使用すること自体を禁止としている。

▼ガイドラインその5「不快なコンテンツ」

特定の民族、集団、及び性別や年齢の対象者に対する、差別的な内容を含んだ動画をさす。

たとえば、アフリカ系アメリカ人の根絶や殺害を訴えるヘイトスピーチや、女性への性的発言、軍隊経験者への人格的な攻撃を主とする内容の動画はこの項目に違反している。

だが、民族国家の体制や軍事的政策に関する純粋な批判についてはその限りでない。
ガイドラインその6「脅迫的」

特定の個人、あるいは集団に対して危害を加える予告。その他脅迫やストーカー行為、プライバシーの侵害などをさす。

たとえば、ある人物への殺害予告や企業ビルの爆破予告、その他個人の住所や家族構成の公開などである。

また、他のユーザーに対して犯罪行為を強要、あるいは扇動する内容も削除の対象となる。


▼ガイドラインその7「スパム、誤解を招くメタデータ、詐欺」

「スパム」とは、再生回数増加のため、ほぼ同一内容の動画を連続して投稿することであり、古くは「スパムメール」などといった同様の手法が知られる迷惑行為の一つである。

「メタデータ」とは動画の内容を表す補足情報のことを意味し、ユーチューブにおいてはタイトルや動画説明文、タグなどがそれにあたる。
違反の対象となるのは、動画内容とは無関係なメタデータが大量に追加されている場合だ。