中国を訪れたことのある人ならば、都市部の繁華街などで物乞いをする人の姿を見たことがあるだろう。中国では物乞いをする人のなかには高齢の女性もいれば、まだ幼い少年もいる。物乞いを仕事にして中国各地を移動しているプロの物乞いもいると言われるが、何らかの事情で働くことができず、止むを得ず物乞いをするという人も少なくないだろう。

 こうした環境で暮らす中国人が日本を訪れると、日本の街中には物乞いをする人がいないということに驚くらしい。中国メディアの快資訊はこのほど、日本はホームレスの人はいても、彼らは決して物乞いをしないと驚きを示す記事を掲載した。

 記事は、日本は中国より社会福祉が充実している国だと紹介する一方、それでも日本には社会福祉を受けずにホームレスとして暮らす人がいると紹介。そして、日本のホームレスの人は中国と違って街中で物乞いをすることはないと伝え、日本を訪れたことのある中国人ならばホームレスの人を見かけたことがあっても、その人から施しを求められたことはないはずだと指摘した。
 そして、驚くべきは日本ではホームレスであっても、「自ら働いている」ということだと伝え、空き缶を拾うなどして「自分の面倒を自分で見ていることは驚き」であると強調。こうした行動の背後には、日本が「恥」の精神を持っていて、他人の施しを受けるくらいなら死んだ方がましだと考えている人が多いこと、さらに日本では「働かずして得ることは恥」と考えられていることなどを挙げ、こうした理由から日本には物乞いがいないのだと伝えている。
searchina
2018-06-25 07:12
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