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17日、将兵5人の命を奪った海兵隊上陸機動ヘリコプター「マリンオン」(MUH−1)墜落事故は、離陸直後に突然ローター(回転翼)が分離して飛ばされたことから起きた可能性が提起されている。

18日、海兵隊が公開した監視カメラの映像によると、17日午後4時45分に事故を起こした機体は、4〜5秒間で30メートルほど上昇している途中で、先にローターを構成するブレードの1枚が突然分離して飛んでいき、まもなくローターブレード全体が根こそぎ分離して飛ばされた後に墜落した。

このため、ローターを固定していた装置の部分に欠陥があった可能性が提起されている。

ローターは胴体と20メートルほど離れた地点で見つかった。機体はほぼ燃えてしまったが、ローターは4枚のブレードのうち1枚が折れて飛ばされた他には損傷がほとんどないことが明らかになった。

折れたブレード1枚も胴体から10メートル離れたところで見つかった。これに伴い、軍内外からは機体欠陥の可能性が提起された。しかし、軍関係者は「現在としては正確な事故原因は精密な調査を経なければならない」と明らかにした。

陸軍はこの日、各級部隊に配備されたおよそ90機のスリオンの運用を全面的に中止した。前日事故が起きたマリンオンと同機種のスリオンに対する安全措置だ。陸軍関係者は「海兵隊による事故調査の結果が出てから運用再開を検討する」と伝えた。

マリンオンはスリオンを海上作戦に投入できるように改造したヘリコプターだ。海兵隊もマリンオンの運用を中断した。海兵隊は前日、任務遂行中に殉職した将兵5人に対して、1階級特別進級叙勲を決めた。


2018年07月19日06時58分
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