下記の漢文は日清戦争での清の宣戦布告書(宣戦上論)に書いてあることである。
「朝鮮為我大清藩属二百余年歳修職貢為中外所共知」
日本語訳では・・・・
「朝鮮は我が大清の属国であり200年以上にわたり毎年臣下の礼をとり貢物を
納めてきたことは国内外で知られていることだ」という意味だ。
要するに、清自身が「朝鮮は清の属国だ!200年以上も前からな!」と公文書
で明確に認めているということだ。
一方、日清戦争の講和条約である下関条約(1895年4月締結)の第1条では、
「清国は朝鮮国の完全無欠なる独立自主の国たることを確認す。因て右独立自主
を損害すべき朝鮮国より清国に対する貢献上典礼等は将来全く之を廃止すべし。」
(原文カタカナ表記)要約すると@朝鮮は清の属国ではなく独立国だ。A独立国
なんだから臣下の礼とか貢物を収めることは今後廃止するぞ。ということだ。
支那が千年単位で周辺国に強要してきた朝貢制度・中華柵封体制が、日清戦争の
日本の勝利で終了し、朝鮮半島は1897年に国号を大韓と改め、元号も宗主国
だった清の元号から朝鮮独自の元号「光武」に変更した。
属国時代に支那に臣下の礼をとっていた漢城(現在のソウル)にあった「迎恩門」
は取り壊され、属国から独立国になったことを記念して「独立門」が建立された。