「(慰安婦被害者の)ハルモニたちは本当はかなり(慰安婦という事を)分かっていて行った。その気があるから付きまとった」、「もう日本の謝罪を受け入れて許しなさい。安倍晋三総理が直接韓国大統領(朴槿恵前大統領)に電話をして謝罪の意を示した。日本が初めて責任を認めただけに、慰安婦ハルモニたちも許しを受け入れなければならない。慰安婦ハルモニたちが犠牲になって欲しい」・・・。

上記の前の部分は国立大学校の元教授が、後の部分は『オムマ(母ちゃん)部隊』が慰安婦被害者のハルモニたち向かって吐き出した妄言である。これ以外にも地方の某高校教師は生徒に慰安婦ハルモニたちを侮辱する発言をして、警察が調査に乗り出すなど物議を醸している。 他にも戦争犯罪の犠牲になった女性被害者の人権の感受性が高くなかった過去、慰安婦被害者は後ろ指を恐れて被害を隠す事例が数多くあったという。被害者に侮辱と嘲弄、非難を浴びせた我々(韓国)の大人たちの恥ずかしい行跡である。

(え)
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▲ 女性家族部提供

最近政府が和解・治癒財団の解散を発表した中、我々(韓国)の若者たちが慰安婦被害者のハルモニたちに対する切ない心を作品として披露して注目を集めている。前述の『大人』の言動とはかなり対比される。

2018日本軍『慰安婦』被害者関連の学生・青少年作品公募展に参加した青少年は、慰安婦被害者のハルモニに対する共感帯(連帯感)と痛みの感情を隠さない。一例として『ハルモニの微笑み』という作品の絵を描いた中学生のリュ・セジョンさん(女)は、作品について次のように説明した。

「腕を上げて涙を流している慰安婦の少女。彼女は血が滲んだ腕を持ち上げて蝶を解き放っています。歴史の中での肉体的、精神的な苦痛による癒えない傷の記憶の中で、慰安婦の少女に蝶は最後の希望です。蝶は慰安婦ハルモニたちを始めとする全ての女性の抑圧と差別、暴力から解放されて、蝶のように自由に羽ばたく意味。漆黒のような暗い記憶が終わるまで、蝶は力強く飛び立ちます」

また小学生のイ・ナヨンさん(女)は、日帝によって他国に連行された慰安婦ハルモニが故郷に帰りたいという気持ちを、『帰りたい故郷』を描いて表現した。小学生のチャン・ソユンさん(性別不明)も、『踏みつけられた美しい時代』という絵で日帝強占期に慰安婦として連行されえた少女を象徴する桔梗の花が、日本軍の軍靴に踏み付けられる姿を描いた。過去に日本軍が我が国の少女たちに行った蛮行を絵で表現した。

これに対して女性家族部のチン・ソンミ長官は、「日本軍 “慰安婦” 問題解決のためには、ハルモニたちが経験した苦痛を共に記憶するための努力が必要である」と強調した。

ソース:クキニュース(韓国語)
http://www.kukinews.com/news/article.html?no=607655