【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は11日、モロッコ・マラケシュで10日(現地時間)に開かれた国連の移住者保護の枠組み「安全で秩序ある正規移住のためのグローバル・コンパクト」(移民協定)に参加したと発表した。会合には韓国を含む164カ国・地域が参加。コンセンサス方式(議場の総意)により投票なしで同協定を採択した。

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モロッコで「国連移住グローバル・コンパクト採択会合」が開かれ、韓国を含む164カ国・地域が参加し、投票なしで採択された=(EPA=聯合ニュース)

移民協定は法的拘束力のない一種の宣言で、在留資格などと関係なく移民の権利を保護し、労働市場などにおける差別をなくし、社会的弱者の移民保護などの内容を柱とする。

外交部によると、韓国政府は11日(現地時間)に開かれる2日目の会合で移民問題と関連した国際社会の協力の必要性に同意を示すとともに、移民協定が法的拘束力を持たず、移民政策については各国が主権を持つという点を再確認するという立場を表明する予定だ。

 外交部は「政府は移民協定が安全で秩序ある正規移住を促進し、同時に非正規の移住やその否定的な影響を減らす国際社会の協力の枠組みになることを期待する」と強調した。

 移民協定を巡っては、米国、オーストラリア、チリ、イタリア、イスラエルなどが主権を損ない、移民の流入につながるなどとの理由で参加を拒否した。

https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20181211003800882?section=news
聯合ニュース 2018.12.11 19:51