・国務院に関税を15%とする案が提出、数日以内に検討

・トランプ氏、サミット後に譲歩勝ち取ったとアピールしていた

中国は米国製自動車に課している関税の引き下げに動く。事情に詳しい関係者が明らかにした。トランプ米大統領は今月上旬すでに、アルゼンチンで行われた米中首脳会談で中国から自動車関税を巡る譲歩を勝ち取ったとアピールしていた。

  関係者によると、米国製自動車に対する関税を現行の40%から15%に引き下げる案が国務院に提出されており、数日以内に検討される。

  関税の引き下げはまだ確定しておらず、依然として変更の可能性もある。中国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の孟晩舟最高財務責任者(CFO)逮捕に伴う米中外交上の対立にもかかわらず、両国の通商担当トップは中国時間11日朝に電話協議を行い、少なくとも交渉が継続していることを示唆した。

  中国財政省に通常時間外にファックスを送信し、コメントを求めたがまだ返答は得られていない。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-12-11/PJKOZH6JTSEE01
ブルームバーグ 2018年12月11日 22:14 JST