【ソウル聯合ニュース】韓国の朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は21日、同市内の韓国プレスセンターで海外メディアの記者らと懇談会を行い、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)のソウル訪問について「私がもしガイドをするなら(金委員長に)見せるものがたくさんある」と述べた。

朴市長は、南北鉄道連結事業が完了すれば「ソウル駅がユーラシアへの出発駅、終着駅になる」として、ソウル駅と同駅前の高架道路を利用して作られた歩行者専用路「ソウル路(ソウルロ)7017」を案内したいと意欲を語った

また北朝鮮側が大同江の水質問題について関心が高いことから、ソウルを流れる漢江の整備された姿や漢江の水を利用して水道水を生産するソウル市浄水場を案内したいとの考えを示した。

 金委員長のソウル訪問が実現すれば、訪問に賛成する市民と反対する市民の双方がデモを行う可能性があるとの指摘には「大韓民国は自由民主主義国家のため、賛成も反対もいくらでも意思表示できる国であり、都市だ」としながら「自然な現象だと考える」と説明。このような内容は文在寅(ムン・ジェイン)大統領に随行して平壌を訪問した際に北朝鮮の当局者も承知していたとして、デモや反対集会があること自体が問題になるとは思わないと強調した。

 このほか、金委員長が朴市長に対し大同江の水質改善に協力してほしいと要請したことに言及し、政府と共にタスクフォース(作業部会)を発足させる予定だと伝えた。

https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20190121004500882?section=politics/index
聯合ニュース 2019.01.21 17:52

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懇談会で演説する朴元淳市長=21日、ソウル(聯合ニュース)