福島県警は31日、東京電力福島第1原発事故で経営していた公衆浴場が営業損害を受けたと偽り、東電から賠償金約2億3800万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで韓国籍の会社役員金孝尚容疑者(61)=同県郡山市=と、住所不定の無職村田博志容疑者(60)を逮捕した。

 県警によると、原発事故の賠償金詐欺の被害額としては過去最大。金容疑者が同市で経営していた東洋健康センター(既に閉店)は、2015年までに今回の逮捕容疑分を含めて計約7億円の賠償金を受け取っており、他にも詐取していないかどうか調べる。

 昨年1月ごろに東電から情報提供を受け、捜査していた。

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©一般社団法人共同通信社 2019/1/31 13:16