★コピペ対策★
>>1の続き。

韓国の安全を担保として5カ国がそろって核ゲームにのめり込んでいるというのに、その中にいる肝心の一小国は、危機意識も、問題意識もなく「太平の御代(みよ)」を楽しんでいる。

韓国が核を持つ問題は容易なことではなく、簡単に実現することでもない。核を持つと決めた瞬間、韓国は周辺の五つの核国家との関係を再設定しなければならない。国際原子力機関(IAEA)脱退問題、ウラン確保問題、米国など周辺国との間で起こる衝突など、厳しい課題がある。

だが韓国の意思を鮮明にした瞬間、韓国も核保有のゲームと実体にアプローチし、世界の注目と関心を引き付けることができる。5カ国の核の脅威に取り囲まれている韓国の立場を世界に伝える契機になり、むしろ核抑止の気運をよみがえらせることができる。

韓国が核を持とうと思うなら、政府の意思と力量が絶対的に重要だ。しかし今の状況を見ると、文政権が韓国の核保有問題を提起するとは期待できない。核保有どころか米国の「核の傘」撤去にまで言及する左派勢力の気勢が政府を支配している状況で、この政権が核保有に乗り出す可能性はみじんもないだろう。

在韓米軍防衛費分担金で1000億ウォン(現在のレートで約98億円)余計に払うか、削るかを巡っていざこざを繰り広げている文政権にとって、核保有問題は途方もないことだろう。一部の親北朝鮮勢力は、北朝鮮の核の威勢をより刺激的に見せるためにも、反対に乗り出すだろう。

韓国の核保有は、かつて保守政権時代に提起されるべきだった。かといって、いつまでも手をこまねいていることもできない。北朝鮮の核を糾弾しながら韓国の核武装に言及するのは矛盾と言えるが、諸大国が打ち立ててきた論理の通り、核には核で対抗するほかなく、韓国に核があってこそ敵の核を相殺できる。

野党や保守団体は、韓国の核保有問題を来年の総選挙で公に論じ、韓国国民の関心を集めるべきだ。

>>おわり。