イザ「天安門」は「地獄門」   
日本映画が初めてカンヌでグランプリ(パルムドール)を受賞したのは、衣笠貞之助監督、長谷川一夫主演の「地獄門」である。1954年の受賞である。しかしこの映画は黒澤明監督の「羅生門」ほど知られていない。
私自身「地獄門」をまだみたことがない。
しかし天安門こそが真の地獄門だろう。76年の第1次、89年の第2次と2度にわたって当局による殺戮事件の舞台となった。血に塗られた門である。
しかも天安門には毛沢東の肖像が飾られている。第2次世界大戦の市民も含めた死者数を上回る人類史上最悪の大殺戮を文化大革命、大躍進でしでかした男である。
ユン・チアンの大ベストセラー「マオ」によるとその殺戮数は7000万人である。この本に対する批判が最近でていることも知っている。別の資料の数字も上げておこう。
中国共産党の傀儡、朝日新聞が出版する「知恵蔵」によると2000万人以上という記載である。さすがである。随分少ない。しかし2000万人だってナチスのホロコーストをはるかに凌駕する殺戮数である。
朝日新聞ですら2000万人までは認めざるをえない大殺戮があったのだ。
そんな事をしでかした毛沢東の肖像をデカデカと掲げる天安門はまさに文字通り、地獄門である。
ちなみに現在までにカンヌでグランプリを受賞した日本の作品は「地獄門(54年)」「影武者(80年)」「楢山節考(83年)」「うなぎ(97年)」の4本である。中国は「さらば、わが愛〜覇王別姫(93年)」の1本のみである。
韓流で得意げな韓国はゼロである。韓国映画に芸術性はないようだ。カンヌ映画祭の主催国であるフランスの受賞作は計8本である。この数字からも日本の4本がいかにすごいかがよくわかる。
革命は、前の王朝を皆殺しにします。これが「光」です。
権力を握ると刃向かう者を皆殺しにします。毛沢東も蒋介石もおなじ歴代皇帝同様に敵対者を悉く葬りました。周恩来はそれが怖くて毛沢東の茶坊主に徹しました。
 日本は敵も味方も死ねば一緒にまつります。
 會津には西軍墓地と東軍墓地があります。『官軍』といわず『西軍』と言うところは味噌ですが。。。毛利家の菩提寺には大内と陶を弔っています。墓誌に驚くなかれ、こうありました。
「散る人も散らさる人も皆同じ」。
ですから日本人には中国人の虐殺を理解できない。中国人は日本人も同じと思って南京大虐殺があったなどと言っているに過ぎず、つまりはお互いに相互理解が出来るわけはないのです。