→台湾は今月、F16売却を要請−トランプ氏側近が後押し

→中国にとって台湾は「核心的利益」−反発の公算大

トランプ米政権が台湾による新型F16戦闘機の売却要請を暗黙ながら認めた。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。これまでの政策を転換する動きとなり、米中通商対立の中で中国側の反発を招く公算が大きい。

  政権内部の協議だとして匿名を条件に語った関係者によると、トランプ大統領のアドバイザーらは台湾に米ロッキード・マーチン製のF16売却を正式要請するよう促し、台湾側が今月これに応じた。こうした要請を受けた場合、国防総省と国務省が正式提案する必要があり、その後で米議会が30日以内に売却を阻止するかどうかを判断する。

オバマ政権は2011年に中国の反発を懸念し、台湾からの同様の要請を拒否していた。だが、貿易を巡り中国との難しい交渉を続けるトランプ政権はより強硬なアプローチを選択することになった。中国政府は台湾を極めて重要な「核心的利益」と位置づけている。

  ホワイトハウスは台湾のF16売却要請に関してコメントを控えた。売却を担当する国務省の政治軍事局もF16などを台湾に売る可能性についてコメントしなかった。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-22/POQQ1H6K50XT01
ブルームバーグ 2019年3月22日 9:57 JST

https://i.imgur.com/7ak60lV.jpg
台湾東部にある花蓮空軍基地を離陸するF16戦闘機

関連
【台湾】新型F16の売却要請=米国に計66機[3/6]
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1551928810/