>>22
あいつらのせいで用語定義がワケワカメになりつつあるので、ここで再確認。

◎基軸通貨(キーカレンシー)
「国際為替市場で中心に扱われる通貨」のこと。現在は米ドル、以前は英ポンド。
同時に2つ以上の通貨が「基軸通貨」として扱われることはない。
なお、基軸通貨としての機能を果たすには以下の条件が必要とされている。
・軍事的に指導的立場にあること(戦争によって国家が消滅したり壊滅的打撃を受けない)
・発行国が多様な物産を産出していること(いつでも望む財と交換できること)
・通貨価値が安定していること
・高度に発達した為替市場と金融・資本市場を持つこと
・対外取引が容易なこと

◎国際決済通貨(ハードカレンシー)
「十分な信用があり、額面価額通りの価値を広く認められ、国際市場で他国の通貨と容易に交換が可能な通貨」のこと。
現在は米ドル・英ポンド・欧ユーロ・スイスフラン・日本円の5通貨とされる。
国際決済通貨としての要件は、以下の通り。
・国際的に信用があること
・発行国が多様な財を産出していること
・国際的な銀行における取引が可能なこと
・あらゆる場所での換金が可能なこと

◎地方通貨(ローカルカレンシー/ソフトカレンシー)
「ハードカレンシー以外の通貨」のこと。