東京電力福島第1原発事故の賠償金を巡る詐欺事件で、郡山署などは24日、詐欺の疑いで須賀川市北山寺町、建設会社社員吉田浩二(64)、郡山市桑野5丁目、韓国籍の会社役員金光孝治こと金孝尚(62)=詐欺罪で起訴=、本籍東京都荒川区、無職村田博志(60)の3容疑者を再逮捕した。
 逮捕容疑は共謀して2012年10月〜13年11月に計3回、原発事故の風評被害で営業損害を受けたとして、事故前の売り上げを水増しした虚偽の請求書を東電に提出、賠償金計6900万円をだまし取った疑い。
 3人は12年4月にも東電から賠償金4500万円をだまし取った疑いで逮捕され、詐取金は計1億円超とみられる。金、村田両容疑者は東電からの賠償金6億3000万円の詐取容疑も含め5回目の逮捕、吉田容疑者は2回目。

https://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190425_63048.html
河北新報 2019年04月25日 木曜日