【世宗聯合ニュース】

韓国統計庁が15日発表した雇用動向によると、4月の失業率は4.4%で、前年同月比0.3ポイント悪化した。若年層(15〜29歳)の失業率は0.8ポイント悪化の11.5%。全体、若年層とも4月としては、アジア通貨危機の影響が残っていた2000年以来の高い失業率となった。

4月の失業者数は124万5000人で、1年前に比べ8万4000人増加した。同じく4月では00年以来の高水準だった。

統計庁の担当課長は「昨年は3月にあった地方公務員採用試験の受け付けが今年は4月に後ろ倒しになった影響で失業者数が増加し、失業率も上がった」と説明した。

4月の就業者数は2703万8000人と、前年同月比17万1000人増加した。直前の2カ月は連続で20万人台の伸びを記録したが、4月は再び20万人を切った。増加数は昨年2月(10万4000人)に大きく落ち込み、今年1月(1万9000人)まで低調に推移した後、2月(26万3000人)と3月(25万人)は20万人台に盛り返していた。

4月の就業者の増減を産業別にみると、保健業・社会福祉サービス業や教育サービス業、専門・科学・技術サービス業で大きく増えた半面、卸売・小売業、事業施設管理・事業支援・賃貸サービス業、製造業などは大幅に減った。製造業は13カ月連続の減少ながら、減少幅は5万2000人で、前月に比べると縮小した。


2019.05.15 09:21
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190515000400882?section=news