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続き。

●韓国科学技術院を訪問した際、その日の日付「2016年10月20日」を「11月20日」と誤記。
●沈没したセウォル号の3周忌式典で「2017年4月16日」を「4月10日」と誤記。
●2017年6月、米国を国賓訪問した際にホワイトハウスの芳名録に「テハンミングク(大韓民国)」を「テハンミグク」と誤記。漢字にすると「大韓米国」という意味になってしまった。
●2018年5月、北朝鮮の金正恩委員長との南北会談の際、「『朝米』首脳会談が必ず成功することを祈ります」と発言。韓国ではこれまで北朝鮮が使う「朝鮮」という呼称を使わず「北韓」としてきたため、大統領府が報道資料では「北米首脳会談」と修正し問題に。

 最後の“間違い”は、もしかしたら文氏の思想が反映された確信犯的な言動かもしれないが、大統領府は慌てふためいている。

 ついにはこんな疑惑まで取り沙汰され始めた。2018年9月、文氏が大統領府で国家戦略会議に参加した際、机をまたいだ行動が動画で拡散され、「マナーに反する」と大きな批判を浴びた。トイレに行こうとした説も流れたが、ネットメディア「ニュース1」は、脱北者団体の代表がこの行動を問題視した発言を取り上げている。

「世間に文大統領の認知症説が噂されるなど、国としての懸念が大きい」

 実際にネット上では文氏について「認知症ではないか」と心配する声が相次いでいる。文氏はまだ66歳、さすがに早過ぎないか……。

だが、認知症の専門医である工藤千秋・くどうちあき脳神経外科クリニック院長はこう指摘する。

「診察しなければ分かりませんが、認知症の入り口にあたるMCI(軽度認知障害)の可能性があります。正常な人でも緊張すれば言い間違いをすることはありますが、人前に出ることに慣れているはずの一国の大統領が、日付や国名などを何度も間違えるとなれば、何らかの症状が出たとも考えられる。机をまたいだのも奇異な行動と言わざるをえません。

 もしかしたら前頭葉に何らかの変調が出ているのかもしれない。前頭葉に問題が出ると、大人としての常識判断能力が低下します。MCIの症状の一つなので、やはり懸念は拭えません」

 冷え切った日韓関係が再び対話に向かうには、トップ同士の意思疎通が不可欠なだけに、健康状態にはくれぐれも気を配っていただきたい。

終わり〆