【ソウル聯合ニュース】韓国の金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官は4日、4月に就任してから初めて行ったソウル外信記者クラブとの懇談会で、2月末の米朝首脳会談が物別れに終わり、米朝の非核化交渉が膠着(こうちゃく)している状況に関し、「南北関係を通じて朝米(米朝)対話再開の環境をつくるため、最善の努力を尽くしている」と説明した。現時点では米朝交渉の早期再開が最も重要だとしながら、「南北間で本格的に平和と共同繁栄の課題を前進させるためにも、朝米関係の進展が並行すべきだ」と述べた。

金氏はまた、「北の核問題の解決と平和定着の過程で朝鮮半島平和経済のチャンスを逃さないため、状況を注視しながら着実に準備している」と伝えた。

対北朝鮮制裁の緩和に備え、南北の鉄道と道路をつなぐ事業の着工式を昨年行ったことに触れ、「南北関係が再び活発になれば、真っ先に、最もスピーディーに進展する協力分野」だと説明。南北経済協力事業の開城工業団地と金剛山観光事業についても、「環境が整えば優先的に正常化(再開)されるだろう」と述べた。

 先ごろ北朝鮮での発生が確認された家畜伝染病「アフリカ豚コレラ」に関しては、「われわれが北にマラリアの予防薬を送ったときと送らなかったとき、境界地域のマラリア患者数に大きな差が出る」と述べ、南北間の防疫協力が非常に重要だと強調した。

https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20190604003600882?section=politics/index
聯合ニュース 2019.06.04 16:49

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