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文在寅(ムン・ジェイン)政権が政治・外交・軍事・安保・経済・社会・文化のいずれかの分野でも上手くできていれば、政権成立後2年余りで「ムン・ジェイン退陣」というスローガンが天地を揺らすはずがない。過去2年間、ムン・ジェイン政権が力を注いだ分野はいわゆる「積弊清算」という美名の下に前政権者をはじめとする政治的反対勢力弾圧と「対北関係」を奇形的にねじったこと以外にない。

ムン・ジェインはこれまで、就任の辞はもちろん国連総会演説でまで「ロウソク」に言及し、ロウソク暴動を伴った不法弾劾で政権を奪取したことによる「正統性欠如」を南北関係改善の業績で埋めようと国際舞台で北朝鮮核問題の運転者・仲裁人・調節者を自任し活動したがうまくいかなかったのでノーベル賞に目を転じたのか特別な懸案もないノルウェー、スウェーデン訪問の途についた。

これに対し観光だとの批判もあるが、フィンランド・ノルウェー・スウェーデン歴訪日程の中で14日、スウェーデン国会で6.25(朝鮮戦争)は、いかなる国も侵略したことのない南北が互いに銃口を突きつけた悲しい歴史だった、として南北間平和を守るのは軍事力ではなく対話だ、という奇怪極まりない主張までした。韓半島での偶発的衝突や核武装に対する世界の憂慮を払拭するためには「(南と北が)お互いの体制を尊重し保証しなければならない。(キム・ジョンウンと)南北軍事合意書を締結して敵対行為中止、飛行禁止区域設定、DMZ内監視警戒所撤収と共同遺骸発掘などに合意」して平和と共同繁栄の共存の道が開かれた、と大言壮語した。

ムン・ジェイン北欧歴訪が外交部の計画なのか大統領府秘書室の作品なのかは分からないが、ノーベル委員会は独立機関として「ノーベル賞受賞者決定にノルウェー政府は関与しない」というノルウェーのソルベルグ総理の発言や来年3月「ノーベル・プライズ・ダイアログ・ソウル2020」開催合意など韓-スウェーデン科学技術界協力気流造成の気配は決して普通ではない。

ムン・ジェインはスウェーデン議会の演説を通じて「我が民族どうし」の前提である単一民族論と共に平和=対話というあきれた論理とキム・デジュンのノーベル平和賞受賞の前例を強調して「ノーベル賞」によだれをたらす姿を見せ、ノーベル委員会の門の敷居をのぞき込んでみたが「見当違い」であることがノルウェー政府をはじめとする北欧諸国の反応と見なければならない。

4億 5千万ドルプラスアルファの巨額のわいろを捧げてたった一回開かれた6.15首脳会談とシドニー五輪共同入場、離散家族画像面会ショー、ノーベル平和賞をとった金大中(キム・デジュン)に比べて、2018年4月27日、キム・ジョンウンとの板門店(パンムンジョム)会談、5月26日、板門閣北朝鮮密入国キム・ジョンウン接触、9月19日平壌(ピョンヤン)会談と降伏文書水準の軍事合意書交換だけみてもムン・ジェインがノーベル平和賞を得る資格は多いと感じているようだ。

ところが何より深刻な問題はわずか数日の短い日程でノーベル賞ねらいが外れたことはともかく、「国家の独立と領土を保全し、憲法および国家継続性を守護する責務」と国軍統帥権を持つ大統領が大韓民国憲法精神から外れて憲法条項に正面から背く逆走でイエローカード程度でなくレッドカードの対象になったという指摘にある。
(後略:ムン・ジェイン政権がレッドカードな4つの理由)

ペク・スンモク論説委員

ソース:ニュースタウン<ムン・ジェイン「逆走」今終わらなければ>
http://www.newstown.co.kr/news/articleView.html?idxno=415574

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