■「日本の象徴」vs「あまりにも極端的」時早い桜祝祭論争
「汝矣島(ヨイド)桜、日帝の残滓」 vs 「韓国内の桜、日本桜とは別種」 ごたごた
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最近、韓日葛藤が激化している中、時期が早い「桜祭り」をめぐる論争が起きている。

7月の半導体関連素材輸出禁止、ホワイトリスト除外など、日本の経済報復以降、韓国と日本の間での銃声なき貿易戦争が続いている。

これに対して、韓国国民は自発的に日本製品の不買運動を組織化し始めた。その結果、ユニクロなど一部のブランドの売上は26%ほど急落し、日本自動車販売高もまた前月比32.2%ほど縮小された。

保坂祐二世宗大教授は、7月「日本のマスコミは、今回の不買運動を過去の事例と同じく長続きしないものと見ている」とし、「今回の不買運動は、自発的で出所は草の根運動だ。まだ日本がこれを感知していないようだ」と不買運動が長期化する可能性を予測した。

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(4月)休日の7日、ソウル汝矣島(ヨイド)で開かれた「2019永登浦(ヨンドゥンポ)汝矣島春の花祭り」を訪れた市民たちが、輪中路(ユンジュンノ)で満開の桜並木を歩きながら春を楽しんでいる。汝矣島春の花祭りは11日までの輪中路一帯で開かれる。写真=キム・ボムソク記者/写真=fnDB

このような日本不買運動の火の粉が桜祭りにも燃え移った。

一部からは「日本の象徴である桜を大勢で見るのは間違っている。日帝時代の遺物であるヨイドの桜もすべて切り倒さなければいけない」という主張も提起されている。

実際、ソウルの代表的な桜の名所である汝矣島輪中路(ヨイドユンジュンノ)の桜の木は、日本によって植えられたという記録が残っている。

韓国政策放送院によると、日帝強占期だった1911年、日帝は民族魂抹殺政策の一環として、昌慶宮を昌慶苑に格下げさせた。そして、昌慶宮に桜の木を植えて動物園を作り、昌慶宮の本質を戯画化した。

これに光復以降の1981年、韓国政府は「昌慶宮復元計画」によって、昌慶宮を埋め尽くした桜の木1000本以上を汝矣島輪中路に移して植えた。つまり、輪中路の桜の木は日帝が植えた悲しい歴史だということだ。

ただ、永登浦(ヨンドゥンポ)文化財団側は「私どもの祭りの正確な名称は桜祭りではなく、汝矣島春の花祭り」とし、「最近の韓日葛藤と関連した議論案件はない。来年も祭りは進行される予定」と伝えた。

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済州王桜の木の自生地/写真=fnDB

一方、桜祭りで日本に対する感情移入は行き過ぎという主張も相次いでいる。桜は日本の国花ですらないし、日本の桜と韓国の桜は種が異なるというものだ。

日本の憲法によると、国花として特定の花が指定されていない。 むしろ日本の皇室を象徴する花は菊であり、桜はただ日本人が好む花にすぎない。

さらに、韓国内に植えられた桜の木は、日本産の桜の木とは全く異なる韓国産桜の木という主張も提起されている。

関係者によると、韓国内の王桜の木の自生地は、1908年エミール・タケ神父によって済州漢拏山で発見された。当該標本は、欧州学会に報告されて、済州王桜と日本産王桜が全く異なる樹種であることが認められた。

また昨年、韓国国立樹木園が韓日の王桜の木のゲノムを解読してみた結果、「二つの木の種が全く異なる」という事実が明らかになった。

鎮海(チネ)軍港祭主催側も「鎮海に植えられた桜は王桜で、日本産ではない韓国内の樹種だ。市街の美観上、桜の木を植えただけであり、日本とは何の関係もない」とし、「来年も支障なく軍港祭は進行される予定」と説明した。

#桜祭り #韓日葛藤 #論争
チョン・ホジン記者
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&;mid=sec&sid1=102&oid=014&aid=0004273414