日本との軍事情報協定を破棄 韓国が決定=「優遇国」除外のため


韓国青瓦台(大統領府)は22日、日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を更新しないことを決めたと発表した。
協定の更新期限は今月24日で、どちらかが破棄を通告しない限り1年間自動延長されることになっていた。

青瓦台の金有根(キム・ユグン)国家安保室第1次長はこの日の会見で、
「GSOMIAを終了することを決めた。協定の根拠に基づき、延長通知期限内に外交ルートを通じ、日本政府にこれを通知する」と述べた。

その理由として「日本政府が2日に明確な根拠を示さず、韓日間の信頼喪失で安全保障上の問題が発生したとの理由から
『ホワイト国(優遇対象国)』から韓国を除外し、両国間の安全保障協力の環境に重大な変化をもたらしたとみなした」と説明。

こうした状況で安全保障上の敏感な軍事情報交流を目的に締結した協定を維持することは韓国の国益に合致しないと判断したと述べた。

同協定を巡っては安全保障問題などを理由に日本政府が対韓輸出規制の強化に踏み切ったことから、
韓国与党の一部などから破棄すべきとの声が上がっていた。
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