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[現場ルポ]
去る19日午後、ソウル楽園洞楽器商店街は日本製品の不買運動の影響でより暗い雰囲気だった。楽器市場は日本製品の比重が大きいと考える人が楽園商店街を訪れる機会が減ったのだ。

「これまでも大変だったのに日本製品不買運動まで起きてもっと大変ですね」

ソウル楽園洞楽器店で管弦楽器を売る商人イ・ジェヒョンさん(仮名)は、日本製品不買運動について、このように言いながらため息をついた。先月、日本の輸出規制に触発された「国内No Japan」運動が楽器市場にも広がっている。李氏は不買運動の趣旨には共感するが中小商人たちが被害を受けるようで残念だとした。一部では日本楽器を取りかえるのは難しいという意見も少なくなかった。

■「日本製か? 先に聞くお客さんたち」

実際、最近訪れた楽園商店街は閑散としている。楽器を見に来る客は頻繁に来たが楽園商店街全体を満たすには足りなかった。商店街では話声の代わりに商人が演奏する管楽器音だけ聞こえた。

商人たちは、楽器を見に来たお客さんたちが日本製品なのかと質問する場合がうんと増えたと言った。音響機器・楽器市場で日本のブランドが占める割合は大きい。どの製品が日本産なのか区別するのが難しいからからである。

音響機器を販売する商人は「どの国の製品なのかよく知らない客は、まず私に聞いてくる」とし「日本の製品であることを知って、他の製品をくださいと言う方もいる」と話した。他の店主は、「日本製品かと尋ねる客が多く、私も勉強しなければならない状況だ」と打ち明けた。

実際の楽園商店街に訪れた客は、日本製品不買運動に関心を示した。サックスを演奏するという李氏(59)は、「最近、台湾産製品も日本産製品と比較して品質が落ちない」とし「日本製品を買う理由がない限り買わないほうがいいんじゃないか」とした。キム・ヨンジュンさん(26)は、「最近インターネットで日本の楽器の代わりに、米国楽器に乗り換えようとする方が多く見られる」とし「日本製品の代わりに米国の製品を購入して写真にして上げる方もいる」と伝えた。

■「代替品ない」訴えも

一部のお客様と商人たちは、不買運動に参加したくても条件上難しいと訴えた。品質面で優れた日本の音響機器や楽器を交換することが難しいというのが彼らの共通した意見である。

ハンチャンギュさん(22)は、「品質を考えると仕方なく購入しなければならない日本製品がある」とし「エフェクター(音にさまざまな効果を付与してくれる機器)は、日本の製品その他の選択肢を見つけるのは難しい」と述べた。チョンさん(25)も「日本政府の行動は頭に来るが、日本製品の音が好きで他の製品を使わない」と述べた。

鍵盤楽器を販売する商人は「デジタルピアノなどは取り替えにくいと買う前に機嫌を伺うお客さんもいて購買をあきらめなかった」と状況を伝えた。別の商人も「数十年間使用されたブランドを日本製品不買運動のために放棄することが容易ではない」と説明した。

ドラム店を運営する50代の商人は「日本産楽器に信仰を持っているお客さんたちも不買運動が落ち着くまで待つため全体的に売り上げが減っている」とし「良い国産ドラムがなくて販売することができない、このような事情をお客様に知ってほしい」と吐露した。

https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&;mid=shm&sid1=103&oid=014&aid=0004281584

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