小学館の「週刊ポスト」9月2日発売号で「韓国なんていらない」という見出しの特集記事を掲載したことについて、漫画家の倉田真由美さんが「猛省してほしい」と嫌悪感をにじませた。3日朝に放送されたTBS系の情報番組「ビビット」で述べた。


■週刊ポストの特集とは?

週刊ポストの特集記事では「『嫌韓』ではなく『断韓』だ」「厄介な隣人にサヨウナラ」とし、GSOMIA(軍事情報包括保護協定)を破棄した韓国側のデメリットや、輸出管理強化による韓国経済への影響などを検証。「怒りを抑えられない『韓国人の病理』という記事では、「10人1人は治療が必要」という韓国の医学会のレポートを紹介した。


これについて内田樹さんや、柳美里さんら文学者や作家から「差別的だ」と批判が続出。発行元の小学館は同日、特集内の一部記事について「誤解を広めかねず、配慮に欠けていた」と謝罪するコメントを出した。

 

■「メディアが差別を増長するような雰囲気は危険」

「ビビット」では作家陣の反応を紹介した上で、堀尾正明アナウンサーが「日本と韓国が今、政治的に不仲であるのは確かだと思うんだけど、そういうムードとか雰囲気に呑まれて、それにのっかって相手の国を批判するというのは、本当に避けなければいけないと思うんですよ」と、同じメディアとして自戒を込めて語った。
https://m.huffingtonpost.jp/entry/kuratama_jp_5d6dcd53e4b0cdfe05747ea9