マッカーサーは、1951年5月3日、アメリカ上院軍事外交合同委員会において、次のように議会証言した。

 「蚕を除けば日本原産のものは実質的に何もありません。
彼らはウールを欠いている。
綿を欠いている。
彼らは石油製品が不足している。
彼らはスズを欠いている。
彼らはゴムを欠いている。
彼らはアジア地域に存在する多くの物資を欠いている。
彼らは、それらの供給が絶たれた場合、日本では1000万から1200万までの人々が失業するだろうと恐れていた。
戦争に突入した彼らの目的は、主に安全保障上の観点からのものであった。」

 その2日後の5日にも、同じ委員会で、次のように証言した。

「科学、美術、宗教、文化などの発展の上から見て、アングロ・サクソン民族が45歳の壮年に達しているとすれば、ドイツ人もそれとほぼ同年齢である。
しかし、日本人はまだ生徒の段階で、まだ12歳の少年である。
ドイツ人が現代の道徳や国際道義を守るのを怠けたのは、それを意識してやったのであり、国際情勢に関する無知のためではない。
ドイツが犯した失敗は、日本人の失敗とは趣を異にするのである。
ドイツ人は今後も自分がこれと信ずることに向かって行くであろう。日本人はドイツ人とは違う。」