(台北 11日 中央社)中国の対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室(国台弁)は11日、南部・屏東県枋寮郷郷政顧問で望遠鏡メーカー、信達光電科技(新竹市)代表の李孟居氏を、国家の安全に危害をもたらす犯罪活動に従事した疑いで審査にかけたと明らかにした。総統府の張惇涵報道官は同日、「高い関心」を表明し、台湾の対中国政策を担当する大陸委員会に全力での交渉と必要な支援の投入を求めた。

李氏は8月18日、単身で香港を訪問。陳亜麟枋寮郷長によると、同20日午前に李氏と通話したのを最後に、連絡が取れなくなった。李氏は電話で、「香港辺境にいる」と話しており、中国・深センに渡航する意向を伝えると同時に、辺境に人民解放軍が集結する様子を収めた写真を陳氏に送ってきたという。

大陸委員会の邱垂正報道官は11日、中国に対し、李氏の拘束地点と違反の疑いがある法令、身柄の自由を制限した時間などについて即座に完全な説明をするべきだと訴え、両岸(台湾と中国)間の取り決めに基づき、台湾政府と李氏の家族に通知するよう求めた。また、同委として李氏の家族と連絡を取り合い、全ての必要な支援を提供すると強調した。

(沈明達、温貴香、郭シセン/編集:名切千絵)

http://japan.cna.com.tw/news/achi/201909110008.aspx
中央社フォーカス台湾 2019/09/11 18:45

https://i.imgur.com/OL4LGKe.jpg
中国当局に身柄を拘束された李孟居氏=同氏のフェイスブックから

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