【ソウル聯合ニュース】韓国と米国が安全保障上の主要懸案を調整する高官級協議体、統合国防対話(KIDD)の第16回会合が26、27両日にソウルで開催された。米国側は韓国が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の終了を決めたことについて、改めて懸念を表明した。

韓国国防部によると、米国側はGSOMIAの終了が韓米日の安保協力に影響を及ぼす可能性について懸念を示し、これに対し韓国側はこれまでの立場を再度伝達したという。

 韓国政府は先ごろ、日本政府が対韓輸出規制の強化を撤回すればGSOMIAの終了決定を再検討するとの立場を明らかにした。

 国防部関係者は「米側の懸念は(GSOMIA終了により)、韓米日の安保協力が弛緩するのではないかというところにある」とし、「今回の会議の焦点は韓米日安保協力を持続して推進していくという韓米の立場は強固だというところにあった」と伝えた。

 今回の会議では非核化や、米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国軍への移管など韓米同盟の懸案についても全般的に意見交換が行われた。

 国防部によると、両国は北朝鮮の非核化問題と関連し、外交的な努力を促進して国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議を履行することが重要との認識を再確認した。

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聯合ニュース 2019.09.27 20:27

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統合国防対話の米国側出席者=26日、ソウル(聯合ニュース)