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<アンカー>

日本の輸出規制以降、産業の基本である素材や部品の重要性がこれまで以上に強調されています。

素材が勝敗を分ける航空宇宙産業分野でも、少しずつ素材の独立に速度を上げているそうですが。

その現場にキム・セジン記者が行ってきました。

<レポート>
国内のとある中小企業の工場。

金属の鋳造機械で、長さ5mサイズの銀白色の大型アルミニウム板が選ばれてきます。

宇宙ロケットの外被や発射体、航空機に使われる99.97%の高純度の大型アルミニウムで、これまでは国内での製造は不可能でしたが、6年間の研究と技術移転を受けた末に開発に成功しました。

特殊アルミニウムは軍事用としても使用されるため、これまではお金を出しても容易に輸入することができず、費用も原価の2〜3倍ほど支払う必要がありました。

<キム・ユンジュン(東洋AK代表)>
「輸入に依存していたアルミニウム素材を今後は防産(防衛産業の略)、船舶、航空宇宙と多様に使える、そのような契機になるでしょう」

国内の航空宇宙産業は、20数年で軽攻撃機を生産して輸出するほど急成長しましたが、核心素材は大幅に出遅れていました。

最初から、外国の航空機制作会社の部品基準表にも入っていなかったのが実情です。

<パク・ギュチョル(韓国航空宇宙産業常務)>
「航空素材部品に対する需要が少なく、素材の国産化が行えなかったのです。これに加えて自社の(航空会社別の)検証と認証を別途で要求します。この過程が長くて厳しいので・・・」

単独で開発するには負担が大きいだけに、国内企業は韓国航空宇宙産業を中心に共同開発に集中しています。

第1段階として354億ウォン規模の国産素材を軍用機にまず供給して、2024年からは民間航空機の適用と同時に輸出にも拍車をかける計画です。

しかし、素材の開発と同じくらい特殊合金を大型に抜いたり、形を作る技術も国内に全くない状態のため、 素材加工のインフラ投資が同時に行われてこそ、真の素材独立に達することができると専門家は指摘しています。

MBCニュース、キム・セジンでした。

ソース:MBC(韓国語)
http://imnews.imbc.com/replay/2019/nwtoday/article/5533434_24616.html