【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の宣伝用ウェブサイトは22日、韓国軍当局者が先の国政監査で明らかにしたミサイル訓練の実施と兵器導入構想を「公然たる軍事挑発」と非難した。

対韓国宣伝用ウェブサイト「わが民族同士」は同日、「同族の志向に背く軍事的挑発策動」と題した記事で、「南朝鮮(韓国)の好戦狂たちが『対北先制攻撃能力』を高めるためのミサイル発射訓練を定例化しようとする企てを露骨に示したことは、朝鮮半島情勢を恒常的に緊張させようとするものだ」と主張した。無分別な軍事的活動を決して座視してばかりはいないとし、「痛切に後悔させる」と警告した。

 韓国の陸軍ミサイル司令官が8日の国会による国政監査で、「能力向上のため射撃訓練は必要だ」として、今年から「玄武」系列ミサイルの定例射撃訓練を実施していると明かしたことを問題視したものだ。

 北朝鮮の別の宣伝用ウェブサイト「メアリ」は韓国軍の原子力潜水艦の取得構想を取り上げ、「(2018年9月に結んだ)北南(南北)軍事分野合意書に明白に反する悪い行動」と非難。「こうした悪い行動を重ねていて、どうやって相手の信頼を得られ、真の平和をもたらせるというのか」と問いただした。韓国海軍は10日に国政監査の業務報告で、将来的に原子力潜水艦を取得する構想を明らかにしていた。

https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20191022000800882?section=nk/index
聯合ニュース 2019.10.22 10:05

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今月10日、国政監査に臨む海軍参謀総長(資料写真)=(聯合ニュース)