2019年10月28日、韓国・ヘラルド経済によると、「日韓問題の原因は文在寅(ムン・ジェイン)さんの歴史観」という日本人記者の発言を放送した韓国の放送局に批判の声が殺到している。

記事によると、“韓国のNHK”とも呼ばれる公共放送KBSの25日の時事番組では、産経新聞の解説委員が「日韓関係の原因は文在寅さんの歴史観」「嫌韓があるから反日があるのではない。韓国の反日があるから嫌韓がある」という趣旨の発言をした。また、韓国の朝鮮日報の副局長は「1965年の日韓請求権協定で日本から受け取ったお金が過去の歴史への賠償でなければ何なのか。そのお金で韓国は経済成長を遂げたのだから、それで被害者らに賠償しよう」との趣旨の提案をしたという。

ところが放送後、KBSの視聴者請願掲示板には「公共放送局が日本の立場を代弁している」「製作陣に謝罪を求める」との内容の抗議が多数寄せられた。さらに27日には韓国大統領府の国民請願掲示板にも、同番組の打ち切りとKBSの受信料廃止を求める請願が掲載されたという。

この記事にも韓国のネットユーザーからは「これをそのまま流した放送局が一番問題」「なぜ日本の肩を持つ?一体どこの国の放送局なの?」など同放送局への批判的な声が寄せられている。

また「日本人は正しい歴史観を嫌うよね。記者という人ですらこんな歴史認識を持っているなんて」「文在寅“さん”?基本的なマナーがなっていない」「歴史を直視するべきだ」など産経新聞解説委員に対する厳しい声も。

一方で「間違ったことは言っていない」「メディアには事実をそのまま伝える義務がある。何が悪いのか」「多様な意見を聞く姿勢は大事。聞きたい事だけ聞くのは独裁だ」など、批判の声に疑問を呈するユーザーも見られた。
Record china
2019年10月28日(月) 13時0分
https://www.recordchina.co.jp/b755349-s0-c10-d0058.html