【ソウル聯合ニュース】携帯電話の普及率が高まっている北朝鮮で、公共の場所での携帯電話使用により他人が不便を被るケースが増えているようだ。北朝鮮の政府機関紙「民主朝鮮」は26日、「電話をするときの礼儀道徳」と題する記事で携帯電話のマナーを取り上げた。

同紙は「会議場などで携帯電話の音を鳴らして耳目を集めること」や「バスをはじめとする公共の場で大声で通話すること」は非道徳的な行動だとして控えるよう呼び掛けた。また、「電話は相手の顔を見られなくとも、交わす言葉や抑揚でその人の思想、精神的な修養度と道徳的風貌を十分にうかがわせる」と強調した。

 韓国シンクタンクの調査によると、北朝鮮の移動通信加入者数は昨年12月の時点で約600万人に達し、平壌をはじめとする大都市の加入率は50〜70%に迫る。

 韓国・北韓大学院大の金聖敬(キム・ソンギョン)教授は「正式な加入者のほかに中国から持ち込んだ携帯電話を使う住民もいるため、実際の携帯電話利用者数はもっと多い」と話している。

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聯合ニュース 2019.11.27 10:54

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平壌のスケート場でスマートフォンを使って写真を撮る市民

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今年3月に行われた最高人民会議(国会に相当)代議員選挙で投票に訪れ、スマートフォンで自撮りする家族