朴正煕大統領の暗殺後に軍事クーデターで軍部を掌握しプロデューサーの立場を得た全斗煥(通称:クロ)は、
グループのメンバーが自分のことを本音ではどう思っているかを探るために、盧泰愚(コードネーム:アイカ)をスパイに任命する。
アイカはメンバーにそれとなく話しかけると、クロのお気に入りだった金大中(通称:ナオ)は「クロは口が臭い」と言い放つ。
アイカはそれをクロに報告すると、クロは「臭くないしん!!」と激昂、アイカに口臭を嗅がせ感想を聞く。
当初は「臭くありません」と取り繕うアイカだが、クロに「本当のことを言わないと。スパイは一人だけとは限らないし」と詰問されると、
「少し…臭いです」と本音を漏らす。

金泳三や金大中らが裏で自分の悪口を言っていたことに腹を立てた全斗煥は、メンバー全員の前で激昂したのであった。
これが口臭事件の全貌である。