【ワシントン時事】エスパー米国防長官は11日、フィリピン政府が「訪問米軍に関する地位協定」の破棄を決めたことについて、記者団に「残念だ。間違った方向だと思う」と述べた。

 米国は南シナ海の軍事化を進める中国をけん制するため、安全保障分野で東南アジア諸国との連携強化を目指しており、協定破棄は打撃となる。

 エスパー氏は「われわれは米比2国、あるいは地域の同盟国やパートナー国と共同で、中国に国際法を順守するよう求めてきた」と指摘。比政府から協定破棄の通知を受けたと認めた上で、早急に対応を検討する考えを示した。

時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200212-00000038-jij-n_ame

https://i.imgur.com/bPiIh4k.jpg
エスパー米国防長官=1月27日、ワシントン(AFP時事)