全国で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者が続出しており、各地で病床の確保に赤信号が灯った。

患者数が爆発的に増えている大邱(テグ)・慶尚北道地域は病床の追加と医療スタッフの確保が急がれる状況だ。

23日、中央防疫対策本部と各地方自治体の状況を総合すると、同日午前、大邱地域の患者は302人と集計された。
大邱市は、中区(チュング)啓明大学大邱東山病院に246床、西区(ソグ)の大邱医療院に274床など、計520床を確保した。

大邱市関係者は「短ければ3日、長ければ7日程度なら患者を収容できる。
来月3日までに大邱医療院に84床を増やす予定だが、それだけでは不十分だ。病床の確保が急がれる」と述べた。

医療陣の不足も問題だ。同日午前11時、軍医官を含めて医師38人と看護士59人、
放射線技士2人、臨床病理士2人などの医療人員101人が大邱に到着し、大邱東山病院と大邱医療院に配置されたが、
市はさらなる医療陣の確保が急がれると述べた。

クォン・ヨンジン大邱市長は同日「来週になれば病床と医療人材の不足はもちろん、医療機関の防疫や医療陣の保護具、
患者の食事、廃棄物処理など全般的な防疫物資が底をつく。政府が積極的に支援してほしい」と訴えた。

大邱地域の総合病院に設けられた陰圧病床65床のうち、利用できる40床はすでに満杯だ。
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