韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相は国連人権理事会で演説し、いわゆる従軍慰安婦の取り組みを政府として支え続けると述べました。

 スイス・ジュネーブで始まった国連人権理事会で24日、康京和外相が演説し、女性に対する暴力がいまだ解消されていないと指摘した上で、いわゆる従軍慰安婦が「尊厳や名誉を取り戻そうとする取り組みを韓国政府として支え続ける」と述べました。康外相が国連人権理事会の場で慰安婦問題を取り上げるのは3年連続となります。

 また、康外相は「元慰安婦が味わった痛ましい経験は現代や次の時代を生きる人々に記憶され続けなければならない」と強調しましたが、日本を名指しすることは避け、徴用工問題などで冷え込む日韓関係に一定の配慮を示しました。

TBSニュース
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