新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、外国の6つの言語での診療体制を整えている神奈川県の医療機関には不安を訴えて診察に訪れる外国人が相次いでいます。
神奈川県大和市にある「小林国際クリニック」では、外国人が相談しやすいように英語や韓国語、それにタガログ語など6つの言語で診察が受けられる体制を整えています。
今月に入ってからは新型コロナウイルスに関する相談が増えていて、28日も外国人が相次いで診察に訪れました。
クリニックを訪れる外国人からは新型コロナウイルスに感染しているのではないかという相談や、検査を受けられないかという問い合わせなどが相次いでいるということです。
診察を受けた58歳のフィリピン人の男性は、「心配で、ふだんはインターネットで情報を得ています。日本語が話せないので、ほかの病院では医師とうまくコミュニケーションが取れないときがあります」と話していました。
小林国際クリニックの小林米幸院長は「日本人であっても新型コロナウイルスの検査を受けるまでのしくみを理解するのが難しいのに、外国人に情報はほとんど行き渡っていないと思う。日本で暮らす外国人や観光客が増えているいま、日本人にとって大切な情報は外国人にとっても大切だ」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200328/1000046329.html
NHKニュース 03月28日 20時34分

※おまけ
日本国内感染者数累計3/29(厚労省公表値)
https://i.imgur.com/xAfbRcQ.png