【ソウル聯合ニュース】15日に実施された韓国総選挙で、与党「共に民主党」が過半数の議席を獲得する圧勝を収めたことを受け、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は16日、「偉大な国民の選択に対し、喜びを前に重大な責任を全身で感じる」との談話を発表した。

 談話は「今回の総選挙は改めて世界を驚嘆させた。国民の積極的な協力と参加のおかげで新型コロナウイルスの世界的な大流行の中でも主要国のうち唯一、全国選挙を実施できた」と評価。「国民は防疫規則を守りながら投票に参加し、自主隔離者まで含め奇跡のような投票率を記録した」と強調した。

 中央選挙管理委員会によると、総選挙の投票率(暫定値)は66.2%となり、1992年の総選挙(71.9%)以来の高水準となった。

 また、「大きな声に隠されていた真の民意を見せてくれた」とし、「国民が選挙を通じて見せたのは切実さだ。その切実さが国難克服のため死力を尽くしている政府に力を与えた」と謝意を表明。「政府は重い責任感を持つ。決して自慢せず、より謙虚に国民の声に耳を傾ける」との姿勢を示した。

 その上で、「経験したことのない国家的な危機に立ち向かわなければならないが、国民を信じ、大胆に進めていく。そして必ず勝つ」として、「政府の危機克服に力を与えてくれ感謝する」と重ねて謝意を示した。

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2020.04.16 15:40