(台北中央社)世界保健機関(WHO)で法務を担当するスティーブ・ソロモン氏は4日、ジュネーブ本部で行われた記者会見で、台湾がWHO総会にオブザーバー参加できるかについて、「加盟国が決めるもので、WHO事務局は権限を持たない」と述べた。これに対して外交部(外務省)の欧江安報道官は5日、議事の規則と過去の慣例を根拠に、「WHO事務局長はオブザーバーをWHO総会に招く裁量権を持つ」との見方を示し、WHOに反論した。

今年のWHO総会は新型コロナウイルスの影響でテレビ会議の形式で開かれる。開催は18日からの予定。台湾は2017年以降、中国の圧力を背景にWHO総会に招かれていない。だが、新型コロナを巡る台湾の対応が世界から評価され、台湾のWHO総会参加を支持する声が国際社会から相次いで上がっている。

外交部によれば、台湾には5日現在、依然として招請状が届いていないという。外交部は引き続きオブザーバー参加に向けて努力していく姿勢を示した。

(陳韻聿/編集:名切千絵)

http://japan.cna.com.tw/news/apol/202005050008.aspx
中央社フォーカス台湾 2020/05/05 19:10

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WHO総会の会場=資料写真

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