【中国】民度「小日本」などの蔑称はやめようなぜこれらの蔑称を使うべきでないのか?「日本についての正確な知識の欠如の表れ」[06/24]
 中国のネット上で飛び交う代表的な日本蔑視(べっし)用語に「鬼子(グイズ)」「小日本(シャオリーベン)」がある。
「鬼子」は、中国に侵略した際の日本軍の鬼畜的な悪行に対する非難の意味を込めた蔑称であり、
「小日本」についても、「大日本帝国」に対する蔑称であり、抗日戦争時の日本帝国主義に対抗する決意が表れた蔑称だ。

  中国人ブロガーの周育民(ハンドルネーム)さんは自身のブログで、日本の蔑称に対し、
「こういう侮蔑的表現はやめよう」とネットユーザーに呼びかけた。

  筆者は、「今この話題を取り上げることは、反感を買うであろうことは承知している」としながらも、
中国の国際的イメージを守るためにどうしても取り上げなければならないと感じているようだ。では、
なぜこれらの蔑称を使うべきでないのか? それは「日本についての正確な知識の欠如の表れ」だからだという。

  例えば「鬼子」という蔑称は戦時中ならまだしも、1978年に結ばれた日中平和友好条約以降は
「絶対に使用すべきではない」と主張、蔑称を使用し続けることは中国人が無礼であり、
中国人の盲目的な尊大さを示すものと分析した。

  筆者はまた、インターネットは自由な言論の空間を創り出したが、
「この権利をどのように使うかという点にネットユーザーの民度が表れる」と警告、
ネットにあふれるこうした蔑称は、中国人のイメージを壊し、民族としての自尊心を大切にしていないことになると分析した。

  短絡的で単純な思考を持つ人びとは恐れるに値しないが、筆者のように中長期的な視点で
客観的に自らを見ることができる中国人が増えれば、中国はさらに侮れない国となるだろう。(編集担当:畠山栄)