韓国銀行が23日、韓国の4−6月の国内総生産(GDP)成長率をマイナス3.3%と発表し、国内外の経済専門家に落胆ムードが広がった。

 前日の22日、ロイター通信が経済専門家19人を対象に調査した予測値の中間値はマイナス2.0%、ブルームバーグが投資銀行16行を対象に実施したアンケート調査の中間値もマイナス2.0%だった。実際韓銀内部ですら、マイナス3.3%という数字に驚いたという。数値は悪化すると予想していたが、金融危機当時よりも深刻な数字は予想もできなかった。新型コロナウイルスによる経済への爪痕は予想をはるかに上回るほど大きかったことになる。

 海外メディアは一斉に「通貨危機以来の下げ幅」(日本経済新聞)、「封鎖措置を避けた韓国も4−6月は停滞局面に」(ブルームバーグ)などと速報した。

(1)輸出韓国、輸出で崩壊

 4−6月の韓国経済の成績表を分析すると、内需はそれなりに善戦した。1−3月にマイナス6.5%まで落ち込んだ民間消費はプラス1.4%に回復。政府も支出を増やした結果、政府消費も前期比で1.0%増えた。総額14兆ウォン(約1兆2400億円)に達する緊急災難支援金が5月中旬に支給され始め、6月末までに85%が集中的に使われたことから、4−6月の成長率を相当部分防衛できたとみられる。しかし、建設投資と設備投資がそれぞれ前期比でマイナスに転落し、輸出が記録的な減少となったことが決定打だった。1−3月に1.4%減だった輸出は、4−6月に16.6%減を記録した。減少幅は1963年10−12月(24%減)以降で最大だった。韓国の主な輸出相手国である米国と欧州などで3月から新型コロナウイルスが拡散し、4−6月には経済封鎖に入った。その影響が輸出を直撃した。

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ソース
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2020/07/24 09:29
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/07/24/2020072480030.html