朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長をわいせつ行為の疑いで告訴した元秘書Aさんの母親と親交がある教会関係者2人が、「告訴状文書」を流出させた疑いでAさん側から警察に告訴される中、警察が2人を正式に立件したことが分かった。

 Aさん側は今年5月、キム・ジェリョン弁護士と会い、朴・前市長のわいせつ行為の事実を打ち明けた。その後、告訴を決心して告訴状に記す内容を整理するため、「1次陳述書」を作成した。この陳述書は、今月9日に朴・前市長がわいせつ容疑で告訴されたという事実が判明した直後、あたかも警察に提出した「告訴状」であるかのようにソーシャルメディアを通してばらまかれた。文書には、Aさん周辺の人物であれば本人を特定できる内容が含まれていた。

 Aさん側は、母親と親交があった教会の牧師から陳述書が流出したものとみて、牧師を含む教会関係者2人を今月13日に警察へ告訴した。Aさんの母親が牧師に「うちの娘がこんな状況なので、祈祷をお願いする」と文書を渡し、牧師は別の教会関係者へ再び文書を渡したと伝えられている。

 Aさん側の告訴を受理した警察は、Aさんに対する2次加害関連の容疑で牧師と教会関係者を立件し、捜査していることが23日までに分かった。ソウル地方警察庁の関係者は「2次加害関連の捜査の一環として、一部関係者を立件した」としつつも、「具体的な身元や容疑の内容などの確認には応じられない」と語った。

ソース
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2020/07/24 10:10
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/07/24/2020072480047.html