「米英撃砕の突撃路はいま開かれようとしている。彼らが呼号する鉄と火薬の防御陣がいかに固く長くとも、
われらは征く。鉄火の嵐を衝いて、皇軍勇士は断じてゆくのだ!!幾たりかの戦友が倒れて行った。
〃大元帥陛下万歳〃を奉唱して笑いながら死んでいった……。今こそ受けよ、この恨み、この肉弾!
この一塊、この一塊の手榴弾に、戦友のそして一億の恨みがこもっているのだ。敵の生胆を、このロで、
この爪で挟ってやるのだ!広×数万キロの戦線に、総進撃の喚声が、怒濤のようにどよもし、どよもす。
戦友の屍を踏み越えて、皇軍勇士は突撃する。ユニオン・ジャックと星条旗を足下に蹂躙して、進む突撃路は
ロンドンヘ、そしてワシントンヘ続いているのだ……烈火の戦場精神は凝って百畳敷の大写真となった。
別項社告のように、東京および大阪の三箇所に掲揚して「撃ちてし止まむ」の精神を呼びかけるのである。」
(朝日新聞1943/2/28)

(´・ω・`)ノ 受けてみよこの手榴弾!