日本第一党・桜井誠氏18万票の衝撃〜2020東京都知事選、右派界隈に何が起こったのか

前回都知事選に出馬し、約11万4000票を獲得した日本第一党党首で、
在日特権を許さない市民の会(在特会)元会長の桜井誠氏が前回を6万票以上上回る約17万8000票を獲得して、
22人の候補者のうち得票数で5番手につけたことだ。今回の東京都知事選の投票率が55%と、
前回を約5%弱下回る投票率だったのにもかかわらず、この票の伸びは無視できない。

間違いなく桜井氏は、ゼロ年代から発生したネット右翼の中でも最も過激な「行動する保守」の中心人物であった。
であるがゆえに、彼の得票は少なくとも東京における極右・排外主義者の動向を示すバロメーターと同一
であると言って差し支えない。今回、桜井氏が約18万票を集めたことは衝撃といえる。