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アメリカ軍は中国軍が26日、南シナ海に向けて中距離弾道ミサイル4発を発射したと明らかにし、ミサイルの種類など詳しい分析を進めています。
中国軍は25日、アメリカ軍の偵察機が演習にともなう飛行禁止区域に侵入したと非難していて、米中双方が軍事的な活動を活発化させています。

アメリカ軍の当局者はNHKの取材に対し、中国軍が26日、中国本土から南シナ海に向けて中距離弾道ミサイルを合わせて4発発射したと明らかにしました。

ミサイルは海南島と西沙諸島=英語名・パラセル諸島の間の海域に落下したということで、ミサイルの種類など詳しい分析を進めているということです。

中国国防省は25日、実弾演習のために設定した飛行禁止区域にアメリカ軍のUー2偵察機が無断で侵入したとして非難していましたが、アメリカ太平洋空軍は「U−2のインド太平洋地域での作戦は国際法や規則の範囲内で実行された」としています。

中国当局は8月下旬から北部の渤海のほか、黄海、東シナ海、南シナ海で軍事演習を実施するとしていて、特に南シナ海ではこの2か月、中国軍がたびたび演習を実施しています。

一方、アメリカ軍は、ハワイ沖で2年に1度の多国間の大規模な軍事演習を、また8月24日からは南シナ海でも演習を実施していて、米中双方が軍事的な活動を活発化させています。

米軍偵察機がミサイル発射を監視か

沖縄県にあるアメリカ軍嘉手納基地では、26日午後2時すぎ、アメリカ軍の偵察機が着陸後、格納庫に向かう様子が、基地の近くにNHKが設置したカメラで確認されました。

中国の弾道ミサイルの発射を監視していたものと見られます。

この偵察機はRC135S通称「コブラボール」で、発射された弾道ミサイルのデータ収集に使われます。

航空機が発信する位置などの情報をもとに飛行コースなどを公開しているホームページ「ADSーBエクスチェンジ」によりますと、この偵察機は26日、嘉手納基地を飛び立ち、南シナ海に向かったとみられます。

中国共産党系のメディア「環球時報」の英語版は、26日の記事で「アメリカ軍の偵察機RC−135Sが、南シナ海で軍事訓練が行われていた近くを飛行した」と報じていて、この偵察機がミサイルの発射を監視していたものと見られます。

NHKニュース 2020年8月27日 13時58分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200827/k10012586031000.html

関連(正しくは4発)
【中国】南シナ海へ弾道ミサイル2発発射[8/27] [右大臣・大ちゃん之弼★]
http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1598464096/