>>1 のつづき

> だが「朝鮮」「朝鮮人」という呼称は、
>日本においては出自をさかのぼっての差別的な言い回しにも用いられてきた。
>2002年に金正日(キムジョンイル)総書記が拉致問題の一部を認めたことで、
>前田教授は「『テロの朝鮮』との侮蔑的な意味を強く含むようになった」とも説明する。
>そうした言葉遣いや態度に、人は敏感だ。
>在日コリアン3世のある男性は「『チョーセン』と呼ばれ、
>嫌な思いをした経験は多い」と告白する。
>兵庫の「被害者」も「『朝鮮』という言葉が、
>時に差別的な意図を込めて使われているのは明らかだ」と訴える。

> 元事務局長は総会での発言を議事録から削除するよう求めた。
>記録として残ることに、後ろめたさや後悔があったのではないだろうか。
>米国での日系人排斥の動きを懸念し、
>日本が国際連盟に人種差別撤廃を訴えたのは1919年。
>約100年前のことだった。

> 「カモン(かかってこい)、ジャップ」。
>いま、海外などでそう挑発された時に、
>「略称だから」と聞き流せる日本人はどれほどいるだろう。
>(大阪スポーツ部・河野光汰)