(台南中央社)中華民国の建国記念日「双十国慶節」恒例の花火大会が10日、南部・台南市で催された。台南での開催は初めてで、市によれば50万人超が来場し、当初見込んでいた約20万人を大きく上回った。

午後8時、蔡英文(さいえいぶん)総統らが見守る中、海沿いにある安平区の漁光島で幕を開け、33分間にわたって2万7354発が打ち上げられた。地元の特色をテーマにした花火のほか、新型コロナウイルス対策に貢献した人々に敬意を表す「マスク」の花火や、国防の象徴としてミサイルや戦車の形をした花火などが夜空を彩った。

訪れた人からは「感動した」「会場に入るのに時間がかかったが、花火が美しかったので来てよかった」などの声が聞かれた。終了後、来場者の誘導は深夜まで続き、市は送迎バスや鉄道を増発させるなどして対応した。

(楊思瑞/編集:楊千慧)

中央社フォーカス台湾 2020/10/11 13:05
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/202010110001.aspx

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台南の夜空を彩る国慶節花火=同市政府提供