https://nimage.g-enews.com/phpwas/restmb_allidxmake.php?idx=5&;simg=20201010113546042002500a1b5d611969131155.jpg
▲ロッテ「ペペロ」(左側)とヘテ製菓が日本グリコと協力して販売する「ポッキー」

チョコ スティック菓子の「元祖」をめぐり、ロッテ製菓と日本業者が米国で激しい法廷争いを行っているなか、米国連邦控訴法院はロッテの手をあげた。

ロイター通信は8日(現地時間)、第3回米国巡回控訴法院パネルは全員一致で日本食品会社・江崎グリコ株式会社(Ezaki Glico Kabushiki Kaisha's)のポッキー(部分的にチョコレートで覆われた棒形のクッキー)は「商品の有用な機能を保護できない(trade dress cannot protect useful features of a product)」と判決した。

競争相手である韓国ロッテ製菓の類似のペペロスナック販売を遮断するための日本業者の主張は受け入れないと連邦裁判所が判決したのだ。

チョコレートで部分的に覆った棒形のクッキーをめぐり、日本食品会社グリコはトレード ドレス(デザイン特許)を主張して2017年、ロッテ製菓を相手に訴訟を起こした。

自社のチョコ スティック菓子「ポッキー」を無断盗用して「ペペロ」を作って販売したという主張だ。国内ではヘテ製菓が2013年、グリコと手を握って「ポッキー」を発売し元祖論争が起きた。

当時、ヘテ製菓は「1966年初めて顔見せしたポッキーの製品や包装までペペロ(1983年)がそのままコピーした」と主張した。一方、ロッテ製菓は「発売されて30年過ぎた製品に対して元祖論争を行うこと自体が話にならない。ポッキーもペペロデー・マーケティングをそのまままねた」と対抗した。

ロッテ・ペペロは韓流の風に乗って米国やオーストラリア、ロシア、中国、フィリピン、マレーシアなどに輸出している。国内では11月11日を「ペペロデ−」と定めて多様なイベントを進行中だ。

チェ・ヨンウン、グローバルエコノミック記者

ソース:グローバルエコノミック(韓国語)[グローバル-Biz 24]ロッテ製菓、米国で日悪く鼻とがりがりで訴訟で勝訴
https://news.g-enews.com/view.php?ud=2020101011271638712500a1b5d6_1&;md=2020101

関連記事:ロイター(英語)Pocky can't make trade dress infringement claims against rival stick
https://www.reuters.com/article/ip-cookies-idUSL1N2GZ26I