(台北中央社)米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)の公式フェイスブックにここ数日、米大統領選に絡む悪質な書き込みが殺到した。外交部(外務省)は7日、AITへの協力を約束した上で、書き込みは台米関係にひびを入れるのが目的で、その多くがロボットによる攻撃だとする見解を示した。

書き込みは、トランプ氏の再選を願ったり、対立候補のバイデン氏をおとしめたりする内容が目立った。

同部はこれについて、一部のネットユーザーや特定の政治家が、米国の選挙を利用し台米の分断や台湾内部の混乱をあおろうとしていると批判。一般のネットユーザーに対し、理性的かつ冷静に選挙の成り行きを見守るよう呼び掛けるとともに、特定のファンページに感情的な内容を書き込んだり、誤情報に惑わされたりしないよう注意を促した。

その上で、これまで米国の二大政党と均衡の取れた交流を維持してきた政府の姿勢を改めて表明。どちらの政党が与党になっても、誰が大統領を務めても、台米関係は安定して発展するとの見方を強調した。

(陳韻聿/編集:塚越西穂)

中央社フォーカス台湾 2020/11/07 20:07
https://japan.cna.com.tw/news/apol/202011070005.aspx

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米国在台協会のフェイスブックへの一部の書き込み