◆「統計上の過失」か?それとも「人的要因」か?

シミッドさんは、「聞いた話では、ミシガン州シャワッシー郡(Shiawassee County)では1万5千票を15万票としてカウントされた」と語った。

その結果、バイデン氏は突然、実際の得票数よりも138,339票多く獲得した。

のちに、ニューヨーク・タイムズ紙は、「ミシガン州の小さな郡の書記官による単純なタイプミスは約30分で発見され、修正された」とし、「実際、バイデン氏は誤集計された138,339票を得ていない」と報じた。

しかし、別の謎はまだ未解決のままだ。

ミシガン州が「バイデン氏が3万票以上の差をつけて勝利した」と発表したことを受け、共和党全国委員会のオレゴン州委員のソロモン・ユエ(Solomon Yue)氏と多くのネットユーザーが同州ウェブサイトのリアルタイムの開票更新情報をシェアし、物議を醸した。

同ウェブサイトの情報では、現地時間の11月4日の午後11時20分まで、州内の83郡のうち81郡が集計を完了し、トランプ氏の得票数は237万票(51.07%)を超え、バイデン氏の220万(47.35%)よりも17万票も多く獲得していたことを示していた。

「それなのに、なぜ最終的にはバイデン氏のほうが3万も多かったのか」。

トランプチームは「ミシガン州での集計作業の即時停止」を求め、訴訟を起こしたが、同州裁判官によって却下された。

トランプ氏は「最終的には最高裁で決定される」と述べていた。

(終わり)