EU、ワクチン輸出承認制度の延長検討 6月末まで=関係筋
3/5(金) 7:30配信
ロイター
https://news.yahoo.co.jp/articles/578ff8bb74967ed754073aa5cdb0be6716a4a348
欧州連合(EU)は、新型コロナワクチンを輸出する際、EU側の事前承認取得を製薬企業
に義務付けた制度を6月末まで延長することを検討している。
2人のEU関係筋が4日、ロイターに明らかにした。
同制度はEUに必要なワクチンを確保するため1月末に導入され、3月末に期限を迎える。
ある当局者は、ドイツやフランスを含め、加盟国の多くが制度の延長に賛成している
と指摘した。
欧州委員会からのコメントは得られていない。

また、別の関係筋によると、EUは英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチン
のオーストラリア向け輸出を差し止めた。

アストラゼネカがEU向けのワクチン供給契約を順守していないことが理由という。

関係筋によると、輸出が差し止められたのはイタリアで製造された約25万回分のワクチン。
オーストラリアのハント保健相は、初回分のワクチンを既に輸入しており、国内製薬大手
CSLのワクチン製造が終わるまでの間に接種を進める十分なワクチンを確保している
と指摘。
「今後数週間のワクチン接種計画に影響はない」と説明した。